ミニマリストの食事日記 

新米ASKAファンです。「究極ズボラ&料理嫌いでもカンタンに・ローコストで・高エネルギーな食」を探究中。生きるための原始的な力をとり戻すブログ。2015年の初め、突然の心停止...からの人生リスタート。Uターン移住記・初めての海外ひとり旅マニュアル・海外滞在記も。

坂口恭平著 『独立国家のつくりかた』 いま実践していきたい1冊


スポンサーリンク

『ミニマリストの食事日記』はローコスト・カンタンでありながら"上質"な食事法を紹介しています。超ズボラ・料理嫌い・1人暮らしの方向きなので、ぜひ生活スタイルに合わせて取り入れてみてください♪

自分の仕事(ナリワイ)をし、必要なものもシェアしあい
自然とともに、自立して小さく暮らすというライフスタイルが
世界的な潮流としてあちこちで生まれていて、本当に面白い時代。
私はようやく片足を出したばかりだけれど。

この本の英訳出版が決まり、中国語訳も進行中とのことで
海外の人達の反応を聴くのが楽しみです!

 

著者の経歴

 

坂口恭平さん。早稲田大学理工学部建築学科を卒業し
建築家・作家・絵描き・踊り手・歌い手など
マルチにご活躍されている方です。
国外のフィールドもどんどん広がっていくご様子!

著作は『0円ハウス』『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』
『ズームイン!服』『現実脱出論』など多数。
小説も何冊か書いていらっしゃいます。


 

本の内容

 

目次(ほんの一部!)

  • 路上生活者たちのレイヤーライフ
  • 家に車輪をつけてみる モバイルハウス
  • 2011年5月10日 新政府誕生
  • 実録・僕の態度経済
  • 創造の定義
  • そして0円戦争へ

 

内容が濃厚すぎて、本の魅力をうまく説明しきれないと思い
目次の一部を載せてみました。

坂口さんの幼少期、今のお仕事をする原風景や
路上生活者の方々の話、仕事のやり方
アーティストとしての「態度経済」について(←ここ圧巻です!)
躁鬱と闘う中での「絶望眼」のこと等、すごいインパクトです。

坂口さんの本を読んだことがない方でも
この本を1冊読めば、コアの部分を垣間見ることができると思います。
万人にオススメ!

 

 

印象に残ったところ

 

暗記するほどに何度も読み返した個所です。

 

夢みたいな話に思えるかもしれないけど
僕が見てきた路上生活のエキスパートたちは
完全にこういう経済を回していたのである。
隅田川に10年以上住んでいる鈴木さんは、自分の家だけでなく
拾ってきた材料でまわりの人の家も建ててあげた。
もちろん無償である。
そもそも、人間の行為にお金を払うなんてことは
太古の昔から存在していない。
それよりも、あなたにつくってほしいと思われることのほうが
重要なのである。

必要とされること、それこそが生きのびるための技術なのだ。
必要な人が、もしも体調を崩したら大変だ。
だから人は日頃から大事にする。
それが人間関係である。
必要な人というのは、別に何か専門的な技術を持っているのか
どうかは関係ない。
それよりも一緒にいたいと思う人のことを指す。

 

 

 

下記は、ボーイ(ウェイター)の仕事を辞めて
執筆の仕事に入ることになった時の、坂口さんのお仕事のやり方。

文章を書く仕事をしたい方、ブロガーになりたい方は必読です。

 

僕は朝方なので夜は書けない。
朝5時から朝飯を抜いて昼12時まで書くことにした。
こうするとお昼までに7時間も仕事ができる。
仕事は12時で終わらせることにした。
僕はカオスな人間だから、1つのことに過集中すると
他にやりたいことを見つけてしまう。
午後からはそっちに時間を使う。

2007年の7月から始めて、毎日書いた。
ここまで書く、というのではなく
とにかく毎日7時間、正午まで書くことを守った。
こっちのほうが僕にはあっていた。
まだ書きたいことがあっても、12時になったらさっとやめる。
仕事ではなく時間で区切っていくほうが
毎日ルーティンで定まっているので良い。

 

 

 

この部分は何年も理解できず、ずっと「どうして?」と考えてきたけれど
ようやく、坂口さんがおっしゃっていることを理解することができ
とても感動した箇所です(実践が追いついていませんが!)

 

あなたが「やりたいこと」など、社会には必要ない。
今すぐ帰って家でやれ、と僕は言ってしまう。
やりたいことをやって生きる?無人島か、ここは。
芸術というのはそういうことを指すのではない。

「自分がやりたいことを考えてきます」という若者もいる。
何も考えてこなかったのだろうか。
その人たちにちゃんと話を聞いてみると、どうも見つかるような
気がしないと自分で思ってしまっている。
そうじゃない。それでは食っていけない。
 
やりたいことは無視して、自分がやらないと誰がやる、と
いうことをやらないといけない。
しかも、それは実はすべての人が持っているものだ。絶対に。

(中略)

自己実現をするのではなく、社会実現に向かっていく。
それをまず決めるんだ。

 

 

渋谷のワタリウム美術館 『新政府展』の思い出

 

3年前、坂口さんの展覧会を観に行きました。
なんと会場にご本人がいらっしゃって
絵画やモバイルハウスの解説をなさっていました、なんたる幸運!
素晴らしくパワフルで、キレキレのトーク、とてもおしゃれでした。
(知人の方々を案内しているようでした)

無数の家々が並ぶ絵画は、細密画のように点々と
それでも1つ1つ緻密に描かれていて、見ているだけでも気が遠くなるほど
すさまじくエネルギーのこもった作品で。

道端にリビングのような空間を創っている写真も良かったし
モバイルハウスは居心地良さそうで、たまらなかった。

こういう暮らしをしたいなあ、というものが詰まった展覧会で
今でも心にくっきりと残っています。

実践度を上げていきたい!

 

リンク▸watari-um - exhibition -坂口恭平 新政府展 kyohei sakaguchi practice revolution

 

この本は永久保存版だと思います。