ミニマリストの食事日記 

新米ASKAファンです。「究極ズボラ&料理嫌いでもカンタンに・ローコストで・高エネルギーな食」を探究中。生きるための原始的な力をとり戻すブログ。2015年の初め、突然の心停止...からの人生リスタート。Uターン移住記・初めての海外ひとり旅マニュアル・海外滞在記も。

【過去】 私のUターン移住② 地元であるはずの冷たい土地 地獄の始まり


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『ミニマリストの食事日記』はローコスト・カンタンでありながら"上質"な食事法を紹介しています。超ズボラ・料理嫌い・1人暮らしの方向きなので、ぜひ生活スタイルに合わせて取り入れてみてください♪

東京の会社での最終日を終え、2日後には田舎の会社に入社という
慌ただしいスケジュール。

1日しかない休みで引っ越し作業をすませ、ガランとなった部屋。
希望たっぷりで引っ越してきた6年前のことが嘘みたいだ。
もう別人、あの時の自分は他人。まさか、こんな帰り方になろうとは...。

 
新幹線に乗りこんで数時間、地元のホームに着いてみれば
陰鬱きわまりない雰囲気、私は身体を支えるのもやっとの状況。
迎えに来た母は明らかに喜んでいた。
私は本当は、死んだも同然の抜け殻なのに。

実家。嬉しそうに上気した顔の両親。親とすら全く噛みあわない波長。
明日から一体どうしたものか。
1日の休みもなく、明日から地元の会社に入社だ。

ムリだったら東京に帰ろう、それだけをマントラのように唱えていた。

 

まさかこんな日が来るなんて! 地元での"初出勤"

 

機械的に職場に向かう。
朝8時半出勤、掃除をして9時朝礼、私の自己紹介、続いて皆も。

仕事。
当然ながら何もかもが違った、違いすぎた。
自分も20歳まで使ってきたはずの方言が飛び交っているけれど
微塵のあたたかみも感じず、理解できない言語のように遠くに聴こえる。

1分1分、ものすごく沢山のことを感じているけれど
それは全て私にとって痛みでしかなかった。

必ず東京に帰ろう。
そのためには、ここで最低1年は働かなければ
しっかりとした成果を持ち帰らなくては
余計なことは感じず、ロボットになったつもりで行くのだ。

表面上は、いかにも楽しそうに、新しい同僚達と話すことができた。



休日 止まらない自問自答

 

ここで目が覚めて....どうしろというのか。
「読書さえできれば幸せ」なんていつも抜かしていたけれど
本当に読書以外できないという状況といっても過言ではなかった。

近所のスーパー。
大勢の人がカートを押して食材を選んでいた、ぼんやりと幽霊みたいに
スローモーションかと思ってしまうぐらいゆっくりと。
せりあがってくる違和感、汗、ここでは暮らせない、また息ができなくなる....


映画館。
『悪人』という邦画。だだっ広いスペースに観客が数人。
映画の内容もさることながら、私の呼吸困難もピークだった。


なぜ私は地元の映画館にいるんだろう?
なぜこんな風に過ごさなければいけないんだろう?
親が高齢で、私が一人っ子だから?
宿命的にこうならなければいけなかった人間なのだ、私は
いや私だけじゃなく、多くの人がしなければならない選択なんだ
親友は東京に家があって羨ましい
こんな苦悩から、あらかじめ解放されているんだから
また東京に戻れるんだろうか、何が何でも戻らなければいけない.....


東京でサーフィンしていた日々.....記憶が辛い。ここは冷たい別世界。
2年前の彼と結婚していれば(そういう話になりかけていた)
茅ヶ崎や千葉でサーフィンをしたり、鎌倉をお散歩したりの
楽しい人生を送っていただろう。
完全に私の間違い、当時の自分を殴りたい、何を考えていたのか
それにしても人生にこんな側面があろうとは.....
頭の中での会話は止まらなかった。

 

 

職場の本性

 

来る日も来る日も、朝はロボットのように規則的に起き上がった。
感情のかけらもなく。
そこに待っているのは、私には(超絶)関係ない事柄だけで
何も楽しいことなどないのだと分かっていても。

同僚たちはほんの小さなこと(に私には思える)で
明るくキャーキャー言っているけれど、私には全然理解できず
一緒に笑うことなんてできない。

「ここのことは、おいおい分かってくると思うから」
職場の同僚達は皆、含み笑いをしながら言う。
何か普通じゃないものが隠れているのは知っていたけれど
まさか、ここまでとは想像もしていなかった。